ブログ

スクール・学習法

全部大きくしても伝わらない!文字の主従関係とジャンプ率

プロのデザインは、文字の大きさに圧倒的な差をつけることで、読者の視線をまるで階段を下りるようにスムーズに誘導しています。

今回は、ノンデザイナーの方が陥りがちな「文字強調のNGパターン」と、知的なメリハリを生み出す「ジャンプ率のロジック」を解説します。

01|すべての文字を大きくして、画面全体が「ごちゃごちゃ」している

「タイトルも大事、日付も大事、キャッチコピーも外せない…!」と、すべての文字のサイズを大きく揃えてしまうパターンです。
強弱のない画面は、遠くから見たときにただの「文字の塊」になってしまい、読者の目を引く引っかかりがなくなってしまいます。

Fix|一番伝えたい「主役」の文字だけを、想像の2倍大きくする

デザインにおいて、すべての文字を同じ音量で喋らせてはいけません。
一番伝えたいメッセージ(主役)を決め、それ以外の補足情報(脇役)は思い切って小さくします。主役と脇役の文字サイズの比率のことをデザイン用語で「ジャンプ率」と呼びます。このジャンプ率を「ちょっと大袈裟かな?」と思うくらい大胆につけることで、一瞬で主役が目に飛び込んでくる資料になります。

02|単位や補足情報まで同じサイズで並んでいて、数字が引き立たない

「3つのルール」「20%OFF」「10,000円」など、せっかくアピールしたい魅力的な数字があるのに、「つ」「%」「円」といった単位まで同じ大きさで並べていませんか?
日本語の文字は、漢字・ひらがな・数字でそれぞれ認識しやすい大きさが異なるため、すべてを同じサイズで並べると数字のインパクトが弱まってしまいます。

Fix|「単位」や「助詞」を一回り小さくして、数字の輪郭を際立たせる

プロの文字組みでは、数字を大きく見せるために、後ろに続く「円」や「%」などの単位をあえて70〜80%ほどのサイズに小さく調整しています。「3つのルール」であれば、「つ」や「の」を一回り小さくします。
このほんの数ミリの「文字の主従関係」を意識するだけで、数字がパッと引き立ち、情報の読みやすさが劇的に向上します。

デザインのメリハリは、「引き算の勇気」から生まれる

文字を大きくすることは簡単ですが、本当に洗練された見やすいデザインを作るためには、実は「どこを小さくするか」という引き算の勇気が必要です。

脇役をしっかり小さく抑えるからこそ、主役が圧倒的に際立つ。
このロジックは、ビジネスの提案書から、SNSのバナー、そしてShe’sで大切にしているWebサイトのデザインまで、すべての文字表現の基本になります。

She’sのレッスンでは、文字を配置する(タイポグラフィ)の基本ルールを学ぶと同時に、「人間の視線はどのような順番で文字を追うのか」という視覚的な優先順位の付け方を実際の課題を通して学んでいきます。

文字の「声の大きさ」をコントロールできるようになると、伝えたいメッセージがストレートに読者に届くようになり、デザインの説得力が何倍にも跳ね上がりますよ。


▼ 目次

【連載】なぜ素人っぽく見えるのか?デザイン解剖シリーズ

STEP1|色・フォント・余白の「引き算」ルール
STEP2|「なんとなく並べる」を卒業する!プロの整列の基本
STEP3|ただ載せるだけじゃもったいない!写真が引き立つ切り取り方
STEP4|全部大きくしても伝わらない!文字の主従関係とジャンプ率
STEP5|デザインの教科書は日常にある!身近なデザインの観察術


・:.。 。.:・゚✽.。.:・゚ ✽.。.:・゚ ✽.。.:*・゚

<こんな方にオススメ>

☑︎ デザインの仕事を始めたい方
☑︎ Webバナー制作を学びたい方
☑︎ デザイン系ソフトを初めて使う方

・:.。 。.:・゚✽.。.:・゚ ✽.。.:・゚ ✽.。.:*・゚

コース選択に迷われている方は「1時間体験」をお勧めしています。

お気軽にご連絡ください。

◯ お申込みフォーム
https://shesdesign.jp/application/

一人ひとりが自分のペースで

未来をひらく3つの選択肢

デザインコミュニケーションスクール

マンツーマンで短期で学ぶ