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デザインの教科書は日常にある!身近なデザインの観察術

「デザインの勉強を始めたいけれど、何から手をつければいいか分からない」
「センスを磨くために、普段からできる効果的な練習方法を知りたい」
デザインのスキルを上げようと思ったとき、いきなりデザインソフトを開いて格闘していませんか?
実は、デザインの「センス」や「ロジック」を一番手軽に、そして確実に鍛えてくれる教科書は、すでに私たちの日常の中に溢れています。
その代表格が、「コンビニのパッケージ」です。
数百円の商品が並ぶコンビニの棚は、一流のデザイナーたちが「どうすれば一瞬で商品の魅力が伝わり、手にとってもらえるか」を極限まで計算し尽くした、最高のデザイン見本市。
今回は、全5回にわたってお届けしてきた『デザイン解剖シリーズ』の最終回として、明日からの街歩きが一気に学びの場に変わる「プロの観察術」を解説します。
01|商品を見るだけで終わって、「なぜそれを選んだのか」を考えていませんか?
コンビニで飲み物やお菓子を買うとき、私たちは無意識に「美味しそう」「なんだか良さそう」と感じて商品を手に取っています。
しかし、「なぜ美味しそうに見えたのか?」「なぜ他の商品ではなく、これに目が留まったのか?」という裏側の仕掛けまで意識して見ている人はほとんどいません。
デザインが上達する人とそうでない人の違いは、この「無意識の感覚」を「言語化できるか」どうかです。
Fix|手に取った商品の「文字の大きさ・色・写真」を解剖してみる
お気に入りの商品を見つけたら、ぜひ次の3つの視点でじっくり観察してみてください。
文字の大きさ: 一番大きく書かれている言葉は何ですか?(商品名?それとも『糖質オフ』のような強み?)
色の数: 全体で何色使われていますか?(ベースの色と、目立たせるアクセントカラーの比率は?)
写真やイラスト: 主役の食べ物は、どれくらい大きく、どんな角度で切り取られていますか?
「なるほど、だから一瞬で美味しそうだと分かったんだ!」という発見が増えるほど、あなたの中に「理由のあるデザインの引き出し」がどんどん溜まっていきます。
02|デスクの上の勉強だけで、実践的な感覚がつかめない
「デザインを学ぶ=分厚い教科書を読むこと」と思い込んでいませんか?
もちろん本や動画で学ぶ知識も大切ですが、机の上の勉強だけでは「実際に人がどう反応するか」という生の感覚を掴むのが難しく、途中で難しく感じて挫折してしまいがちです。
デザインの本質は、特別なアートを作ることではなく、「生活者の視線や心理をデザインすること」にあります。
Fix|身の回りにある「Webサイト・SNSのバナー・パッケージ」を教材にする
コンビニの棚だけでなく、普段スマホやPCで目にするWebサイト、SNSのバナー、カフェのメニュー、お菓子の箱。身の回りには、プロが作った「見やすいデザイン」の正解が溢れています。
これまでSTEP1〜4で解説してきた「引き算」「整列」「写真の切り取り」「文字のジャンプ率」のルールを頭の片隅に置いて、街を歩いたり、スマホを眺めたりしてみてください。
「あ、このサイトはあえて余白を広く取っているな」「このバナーは数字のジャンプ率が高いから直感的に伝わるんだな」と気づけるようになれば、あなたの「デザインの目」はすでにプロと同じ領域に足を踏み入れています。
「センス」とは、生まれつきのものではなく「観察の蓄積」
「私にはデザインのセンスがないから…」と諦める必要は、一切ありません。
プロが言う「センス」の正体とは、感覚的なひらめきではなく、「これまでどれだけ良いデザインを観察し、その理由をストックしてきたか」という経験の差でしかないからです。
日常の「なんとなく好き」「なんとなく読みやすい」の裏側にあるルールに気づくこと。
その「観察の芽」が育つと、日々の街歩きがワクワクするような学びに変わり、あなたの作る資料やバナーは劇的に垢抜けていきます。
▼ 目次
【連載】なぜ素人っぽく見えるのか?デザイン解剖シリーズ
STEP1|色・フォント・余白の「引き算」ルール
STEP2|「なんとなく並べる」を卒業する!プロの整列の基本
STEP3|ただ載せるだけじゃもったいない!写真が引き立つ切り取り方
STEP4|全部大きくしても伝わらない!文字の主従関係とジャンプ率
STEP5|デザインの教科書は日常にある!身近なデザインの観察術
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