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ZINEをつくる課題の裏側

週末、ふと思い立ち、郡山を経由して、那須の道の駅「明治の森・黒磯」へ行ってきました。
お目当てだったハンバーグは夕方近くの到着になってしまい食べられなかったのですが、せめてといただいたソフトクリームがとても美味しく、それだけで嬉しい気持ちに。
その後は、隣接する旧青木家那須別荘の美しい佇まいを見学し、道の駅でトマトとからし菜を購入しました。
このトマトを翌日食べて驚いたのですが、普段食べているものとは違い、驚くほどフルーティーな味わい。またすぐにでも食べたいお気に入りになりました。
旅の締めくくりには、そこから車で5分ほど離れた場所にあるスペイン料理店へ。こちらもまた必ず訪れたくなるほど美味しく、五感がたっぷりと満たされる良い休日になりました。



さて、そんな休日を終えて迎えた本日は、グラフィックデザインコースの授業に向けた「新しい課題の資料作成」を進めていました。
She’sでは、基本カリキュラムはあるものの一律のマニュアルをなぞるだけの授業は行っていません。受講生の方々が「何に興味があるのか」「どんな表現をしたいのか」を日々の対話から模索し、一人ひとりの熱量に合わせたカリキュラムをその都度、考えています。
今回、新しく用意した題材は、「ZINE(ジン:個人で作る少部数の冊子)をつくる」というワークショップ風の課題です。
日常の写真から、1冊の言葉を紡ぎ出す
今回の課題では、受講生自身の日常の中から「興味のある写真」をいくつかセレクトしてもらい、そこからイメージを広げて文章(エッセイ)を書き起こしました。
構成は、表紙・中面・裏表紙を合わせた「全8ページ」です。
先日、ツールの画面に向かう前段階として、手書きのラフ(構成案)を描いていただきました。
自分の頭の中にあるイメージをノートに書き出す作業なのですが、生徒さんはアイデアがどんどん溢れてきている様子で、とてもスムーズに、楽しそうに手を動かされています。
「1枚の名刺」から「1冊の冊子」へ。デザインの総合力を鍛える
実はこの「ZINEをつくる」という課題には、今までの学習で身につけた知識のアウトプット(実践)と、新しい学びの要素がぎっしりと詰まっています。
これまでは名刺の版面やバナーなど「平面」のデザインが中心でしたが、冊子になると「時間軸」と「空間」の視点が必要になります。
◯表紙・裏表紙で、いかに世界観を伝えるか
◯ストーリーに合わせた写真のセレクトとトリミング
◯誌面の読みやすさを左右する「版面(はんづら)」と「余白」のコントロール
◯美しい「段落」や「文字のスタイル(タイポグラフィ)」のルール決め
どうすれば1冊の美しい印刷物として成立するのか。その全体的な工程を自分の頭で考え、手を動かすプロセスそのものが、デザインの総合力を引き上げる最高のトレーニングになります。
来週の完成を、誰よりも楽しみに
ツールをただ操作できるだけでなく、「自分の視点」を1冊の形に落とし込むこと。
この課題を通じて、受講生の方が「表現する本当の楽しさ」や「情報が整理されていく心地よさ」を、より深く実感していただけたら嬉しいなと思っています。
作品は来週には完成する予定です。
どのような唯一無二の物語(ZINE)が刷り上がるのか、講師である私自身も今から本当に楽しみです。
また完成した様子を、こちらでご紹介できればと思います。

