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講師の日常

ピカソ展で見つけた「遊び心」の話。日常のちょっとした観察がアイデアに変わるまで

みなさん、こんにちは! お盆の休暇を利用して、六本木の国立新美術館で開催されている「ピカソ meets ポール・スミス 遊び心の冒険へ」を訪れてきました。

20世紀を代表する芸術家パブロ・ピカソと、英国を代表するデザイナーのポール・スミス。一見すると異なるジャンルのふたりですが、会場を巡る中で強く感じたのは、「日常をどう観察し、そこにどう遊び心を加えるか」というデザインの本質でした。

目次

概念を組み替える「観察の視点」

空間・色・レイアウトの「体験デザイン」

インスピレーションは「美術館の外」にも繋がっている

概念を組み替える「観察の視点」

アイデアの核となるスケッチ。観察と視点の転換から生まれた形。

見慣れたパーツも、切り取り方と組み合わせで新しい表現に変わる。

特に印象的だったのが、自転車のハンドルとサドルが整然と並べられた展示です。

自転車のパーツという日常的なプロダクトも、並べ方や空間の切り取り方、そしてひとつだけ差し込まれたカラフルなアクセントによって、まったく別の「新しい表情」を持ち始めます。


自転車のパーツという日常的なプロダクトも、並べ方や空間の切り取り方、そして1つだけ差し込まれたカラフルなアクセントによって、まったく別の「表情」を持ち始めます。

「すでに存在するものを観察し、新しい視点や配置(コンポジション)で再構成すること」

これこそが、デザインの第一歩なのだと改めて実感させてくれました。

空間・色・レイアウトの「体験デザイン」

圧倒的な量感と規則的なレイアウト。見せ方そのものがデザインになる。

背景の色使いとフレームの切り取る効果で、作品の表情が変わる。

会場全体の構成も圧巻でした!

壁一面に敷き詰められたVOGUE誌のダイナミックなレイアウトや、作品を引き立てるビビッドなピンクやブルーの空間設計。作品そのものの魅力はもちろんですが、「それをどう見せるか」「観客にどう体験させるか」という空間全体のディレクションに、ポール・スミスならではの美意識が溢れていました。

Webデザインやグラフィックデザインの世界でも、

  • 情報をどう並べれば、気持ちよく伝わるか?
  • どんな配色が、人の感情を動かすのか?

を突き詰めていくプロセスは、まったく同じだと感じます。

光と影のコントラスト。空間の空気感ごと作品を体験させる仕掛け。

視点を集中させる照明ディレクション。

インスピレーションは「美術館の外」にも繋がっている

  • なぜ自分はこの配色に惹かれるんだろう?
  • この整列と余白の使い方は、デザインの仕事に応用できないかな?

そんな風に日頃から身の回りを観察し、自分の中にインプットをストックしておくこと。それが巡り巡って、いざデザインをつくるときの大切な「引き出し」になっていきます。

日常の中で「良いものに触れ、なぜ良いと感じたのかを深く考える習慣」は、デザイナーにとっても、これからデザインを学ぶ方にとっても、すごく重要なポイントですね。

みなさんもこの夏、ぜひ身の回りにある『ちょっと面白いデザイン』や『心が動いた色』を探してみてください!


▼展覧会詳細
ピカソ meets ポール・スミス 遊び心の冒険へ

【公式】ピカソmeetsポール・スミス | 国立新美術館(六本木)
ピカソ作品×ポール・スミスの遊び心が出会う、大胆で色鮮やかな冒険へ。ポール・スミスがデザインする会場には、楽しい驚きに…
art.nikkei.com

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